対話はときにリングでの闘いに例えられる。だが、リングという存在自体がすでにそこにルールがあることを意味し、そのルールに則らない・則れない人々を排除している。かといってリングがなければいったいどのように対話を行うべきか、ひとびとは途方にくれてしまう。もし出来合いのリングが気に入らなければ、あるいは、お互いの間に頼るべきリングがないのなら、どこでもない場所で徒手空拳に無闇矢鱈と腕をぶん回してみるしかないだろう。そのうち万が一に相手の身体の表面にかするかもしれない。すると、その表面が、「あなた―わたし」のリングとなる。『対話編
美しい星』は、三島由紀夫の小説『美しい星』に出現する「地球救済論者VS地球破壊論者」の哲学的問答を足掛かりとしながら、「人間」という観念を巡って展開する対話劇である。「人間」という普遍性でもって、「あなた」の個別性・単独性を排除することはしない。「あなた」の表面めがけて、演劇をぶん回してみる。
ピーチャム・カンパニー 代表・演出 川口典成
森澤友一朗(ピーチャム・カンパニー)
清水信臣(劇団解体社)
構成・演出:川口典成(ピーチャム・カンパニー)
照明:榊美香(㈲アイズ)
空間美術:有馬香代子(ガートルードフローリスト)
宣伝美術:今城加奈子
制作:森澤友一朗(ピーチャム・カンパニー)
主催:ピーチャム・カンパニー
助成:芸術文化振興基金
協力:劇団解体社
チケット予約受付中
※チケットのご予約順にしたがって発行いたします整理番号の順番で、開場時間にご入場いただきます。開場時間を過ぎますと、整理番号は無効となります。
予約:3000円
当日:3200円
全席自由(整理番号順入場)/日時指定
◎ピーチャム・カンパニー
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Eメール peachum_company@yahoo.co.jp
TEL 090-3740-2099
※メール・お電話の場合、①お名前、②ご来場回、③枚数、④ご連絡先をお伝えください。折り返しご連絡させていただきます。
2015年3月13日(金)~3月16日(月)、3月19日(木)〜3月22日(日)
受付開始・当日券販売は開演の40分前、開場は開演の20分前です。
22日(日)は19:00よりプレトークを実施、その後上演を挟んで、終演後ポストトークを実施します。ゲストは演劇批評家の鴻英良氏です。