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  • urban theatre series #3「復活」

フェスティバル/トーキョー12 公募プログラム 参加作品
「美しい星」

2012年、トーキョー。<不可能なもの>の到来を待ちつつ急ぎつつーー

フェスティバル/トーキョー12 公募プログラム 参加作品

「美しい星」

原作 : 三島由紀夫
構成・演出 : 川口典成

2012年11月12日(月)〜20日(火)
@The 8th Gallery (CLASKA 8F)

チケット購入はこちら

ギャラリー

作品について

『美しい星』に描かれている或る家族は、地球とは別の天体から飛来した宇宙人であるという意識に目覚め、核兵器・原子力を手にしたことで人類が破局する危機に直面する地球を救おうと立ち上がります。
この作品の眼目は、宇宙人という外部的な存在(alien)を設定することで、人間・地球という存在を俯瞰的視野から考察・描写することを可能としたことにあるのですが、しかしながら、この作品の魅力はまた別の点にあります。
三島由紀夫は、宇宙人であるという意識に目覚めた彼らが持つ「人間の肉体」を執拗に描くのです。つまり、この小説のナラティヴは、宇宙人という意識を持ちながら人間の肉体を持っているという矛盾を含んだものとしてあります。
このナラティヴは、小説から演劇への移植の過程で、舞台上での役柄への漸近(宇宙人になろうとすること)と役者個人の肉体の桎梏(ぬぐいがたく人間であること)という演劇本来の「二重のナラティヴ」と接触し、小説で試みられた語りの戦略を、より直接的に露呈することになるのです。1ミリも肉体の外へは出ることができないという限界を持った人間が、「人類」や「世界」といったことをどのように思考・志向することができるのか。この演劇は、いま現在われわれが置かれている状況を思考・感受する方法を問い直し、探究し創造する演劇なのです。

ピーチャム・カンパニー 代表 川口典成

出演

堂下勝気 八重柏泰士 岩崎雄大、平川直大 (以上、ピーチャム・カンパニー)
日ヶ久保香、松本力、角北龍、末吉康一郎、佐藤晴彦
田渕正博(椿組)、蓬莱照子

スタッフ

演出/川口典成(ピーチャム・カンパニー)
美術/大泉七奈子
照明/榊美香(㈲アイズ)
音響/筧良太
映像/浦島啓(puredust)
衣裳/桑原史香
舞台監督/西廣奏
宣伝美術/今城加奈子
制作/森澤友一朗(ピーチャム・カンパニー)

主催:ピーチャム・カンパニー
共催:フェスティバル/トーキョー
助成:芸術文化振興基金

入場料金

前売券(事前入金):3200円(チケット送料込み・振込手数料は別途ご負担いただきます)
当日精算券・当日券:3500円
※学生割引:2700円
※11月5日以後のご予約は、当日精算券のみの扱いとなり、チケットは当日受付にご用意いたします。この場合、料金は3500円となります。

タイムテーブル

2011年11月12日(月)~11月20日(火)

11/12(月)
 
19:00
11/13(火)
 
19:00
11/14(水)
14:00
19:00★
11/15(木)
14:00
19:00★
11/16(金)
 
19:00★
11/17(土)
14:00
19:00
11/18(日)
14:00
19:00
11/19(月)
14:00
19:00
11/20(火)
14:00
 

受付開始・当日券販売は開演の1時間前、開場は開演の30分前です。
上演時間:120分(予定)
★の回の終演後21時より、三夜連続討議「ミシマを脱神話化する—神なき国の超越性をめぐるポリティクス—」と題したトークセッションを行います。出演者は、演出・川口典成、制作・森澤友一朗と、下記のゲストの方となります。
11/14(水)19:00 終演後 21:00開始予定
川口典成+森澤友一朗+荻野哲矢(演劇批評家)
11/15(木)19:00 終演後 21:00開始予定
川口典成+森澤友一朗+佐々木治己(劇作家)
11/16(金)19:00 終演後 21:00開始予定
川口典成+森澤友一朗+梅原宏司(立教大学兼任講師・文化政策研究者)
企画趣旨はこちらに掲載しております。 また、いずれかの回の公演チケットをお持ちのお客様は、ご入場いただけます。
ふるってご参加ください。

【会場】The 8th Gallery(CLASKA 8F)

地図:こちら


* 東急東横線 「学芸大学駅」東口より徒歩10分 * JR 山手線 「目黒駅」西口より東急バス(3番乗り場 黒01大岡山小学校行き)「清水」下車後、 進行方向に徒歩1分 右手 東急バス目黒車庫向かい


〒152-0001 東京都目黒区中央町1-3-18
03-5773-9667