2009年
劇団サーカス劇場 第16回公演
@タイニイアリス
清末浩平
中野敦之(劇団唐ゼミ☆)
2009年3月、東京。
夕闇迫る都心のガード下で、カラスと名づけられたひとりの女の、奇妙な泥棒修業が始まる。
カラスの眼に映るのは、それぞれの渇きとともに都市を徘徊する人間たち。
何の接点もないはずの彼らの生は束の間ガード下で絡みあい、一瞬の幻のようなドラマを生み、壁に無数のシミを残してゆく。
一夜の泥棒修業が終わるとき、はたしてカラスは21世紀の東京から何を盗みとることになるのか。
演劇を通して日本の近代史と対峙しつづけてきたサーカス劇場は、この作品でついに現代に辿り着き、その先への一歩を踏み出す。
同時代の、いまだ語られざる人間の条件を問う、都市群像劇。
森澤友一朗、浅倉洋介(風琴工房)、尾崎宇内、熾田リカ、佐丸徹、神保良介、平野剛督、水野香苗、宮崎敏行、八重柏泰士、ワダ・タワー(クロカミショウネン18)
大泉七奈子/照明:須賀谷沙木子(colore)/舞台監督:宮田公一(Y's factory)/宣伝美術:南裕子/WEB:相澤知里/制作:清水建志/プロデューサー:森澤友一朗
2008年
劇団サーカス劇場 第15回/天幕公演
夢の島公園 特設テント劇場
清末浩平
―2008年の夢の島に、40年前のゴミの島が蘇る―
鬼才・唐十郎氏の圧倒的な影響を受けつつも、独自の文体と役者体で、骨太のドラマを作り出してきたサーカス劇場。
昨年9月には若手劇団として異例の1箇月のロングラン公演を成し遂げるなど、熱量に満ちた活動を展開中。
そして、2008年5月、サーカス劇場は、特権的な場所での上演を目指して、劇団初のテント芝居に挑む。
演目は劇団の代表作である『幽霊船』。
1968年の夢の島を舞台にしたこの作品。
今回は、まさにその舞台である夢の島にテントを建て、今は緑に溢れたその地に40年前のゴミの島が蘇る。
夢の島に眠る記憶と出逢い直し、魂を揺さぶる鎮魂歌を歌いたい、サーカス劇場の新たな挑戦を見逃すなかれ!
―女は、一隻の幽霊船にラブレターを書き続けた―
1968年、東京都江東区、夢の島。
霊感を失ってゴミの埋め立て地へやってきた小説家ミズホシの前に現れたのは、自らの書いた手紙を燃やそうとする火見子という女。
火見子が14年かけて書き続けてきた何百通もの「ラブレター」には、一隻の幽霊船の受難の歴史が刻印されていた。
語る言葉がゴミと化し、書かれた言葉が灰になる場所で、一隻の幽霊船をめぐって繰り広げられる言語の限界体験のドラマ。
森澤友一朗、町野啓介、伊藤敬市、八重柏泰士、八木光太郎、薬師寺尚子(サルとピストル)、村上俊哉、カトウシンスケ、佐取こずえ、佐丸徹、熾田リカ、 ワダ・タワー(クロカミショウネン18)、mikkiy A.K.A、宍倉暁子
舞台監督:宮田公一(Y’s factory)/舞台監督助手:槇原直/装置協力:鳥養友美/美術:大泉七奈子/照明:須賀谷沙木子(colore)/音響:眞鍋光弘/劇中歌作曲:深山覚/振付:金崎敬江(bird’s eye view)/演出助手:鈴木陽介/宣伝美術:竹川尚之/WEB:相澤知里/制作:南裕子/プロデューサー:森澤友一朗
2007年
劇団サーカス劇場 第14回/9月貫通公演
@不思議地底窟 青の奇蹟
清末浩平
いずことも知れぬ空間に浮かんだ奇妙な和室で暮らす、一組の夫婦。
外界と遮断された夢のような平穏を守りたい夫だが、珍客たちが部屋へと上がり込み、水入らずの生活は容赦なく蹂躙される。
妻を守るために奮闘する夫。
天井の星のことごとく墜落する夢におびえる妻。
そんなふたりの運命は、世界と歴史の大きなうねりの中へと、否応なく巻き込まれてゆく。
森澤友一朗、柳瀬絹子、石井良治、阿部あさみ、島津嘉人
美術:大泉七奈子/舞台監督:槇原直/照明:須賀谷沙木子(colore)/照明操作:小川貴大/衣裳協力:野中万紗子/宣伝美術:相澤知里/制作:植野晶/プロデューサー:森澤友一朗
劇団サーカス劇場 第13回公演
@タイニイアリス
清末浩平
2002年3月。真夜中。
スケッチブックを抱えて東京を彷徨う少女アザミは、廃校になった小学校で、ポルノ監督の九条と出逢う。
九条の撮るポルノは、火傷のある女しか出演しない奇怪な作品だった。
25年前のある日から、その身体に「もうひとつの現代」を溶接された九条は、運命の記憶をアザミに語りつつ、荒れ狂うような異常な速度で「もうひとつの現代」を突き進んでゆく――
現代史に潜んだ「妖怪」に挑む、サーカス劇場渾身の作品。
森澤友一朗、中村理恵、石井良治、伊藤敬市、河野圭香、菅原春瑠佳、真柴優司、そのだりん(劇団世界劇場)
舞台監督:槇原直/舞台監督補佐:宮田公一/美術:岩田大輔、泉真沙子/照明:若林恒美/音楽:深山覚/音響操作:小島邦彦(POO RECORDS)/衣裳協力:野中万紗子/演出助手:柳瀬絹子/宣伝美術:佐々木充文
2006年
劇団サーカス劇場 第12回/駒場最終公演
@駒場小空間
清末浩平
1976年の秋。新橋駅で倒れたひとりの男が、病院に担ぎ込まれた。
自分が誰なのかも分からなくなってしまったその男は病室で、おぼろげな記憶の断片を白紙の上に走り書きしてゆく。
耳鳴りとともに間歇泉のように浮かんでは消えるイメージは、石のような海を越えて北へ、遠い日のシベリアへとつながっていった――
虚と実がしのぎを削り合う、目くるめくフィクションを通して、日本の近代史と対峙する。
森澤友一朗、加藤新(劇団グレイトフルライフ)、大星輝宗(劇団グレイトフルライフ)、木山はるか、執印久美子、山村知香、清末浩平
劇団サーカス劇場 第11回公演
@池袋小劇場
清末浩平
1968年8月、晴海埠頭の客船ターミナルにほど近い倉庫。
父を探して南洋興発株式会社を訪ねてきたサクラは、ジャワから来たステイという女と出逢う。
ステイを日本に連れてきたのは、劇作家の黒崎先生。
彼はステイを女優にするため、サクラとステイを引き離そうとする。
そして黒崎先生が演出し、ステイがオフィーリアを演じる『ハムレット』の幕が上がった。
近代アジアの傷口を浮かび上がらせながら歴史を遡航する『ハムレット』は、日本人の暗い記憶を辿って、いかなる水源に行き着くのか。
日本と熱帯、戦後と戦中をつないで展開する、イメージの万華鏡。
2002年上演の『熱帯、雨の少女』、全面改訂版再演。
森澤友一朗、柳瀬絹子、新名佳奈子、町野啓介、森学士、千葉猛
劇団サーカス劇場 第10回公演
@新宿pamplemousse
脚本・演出 | : | 清末浩平 |
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あらすじ | : | たったひとりの肉親である兄を亡くした青年・山内は、火葬場からの帰路、中原中也そっくりの人物に遺灰を奪われた。 |
出演 | : | 森澤友一朗、柳瀬絹子、永來慶伸、木山はるか、中村理恵、森学士 |
劇団サーカス劇場 第9回公演
@駒場小空間
原作 | : | アルベール・カミュ |
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演出 | : | 清末浩平 |
出演 | : | 森澤友一朗、柳瀬絹子、木村龍之介、永來慶伸、木山はるか、中村理恵、小川貴大、新名佳奈子 |
2005年
劇団サーカス劇場 第8回公演
@駒場小空間
脚本・演出 | : | 清末浩平 |
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あらすじ | : | 1999年、世界が終わったはずの8月。 |
出演 | : | 森澤友一朗、柳瀬絹子、木村龍之介、木山はるか、永来慶伸、河野泰士 |
劇団サーカス劇場 第7回公演
@駒場小空間
脚本・演出 | : | 清末浩平 |
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2004年
劇団サーカス劇場 第6回秘演会
@東京大学キャンパスプラザ第三会議室
脚本・演出 | : | 清末浩平 |
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劇団サーカス劇場 第5回公演
@駒場小空間
脚本・演出 | : | 清末浩平 |
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2003年
劇団サーカス劇場 第4回公演
@駒場小空間
脚本・演出 | : | 清末浩平 |
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劇団サーカス劇場 第3回公演
@駒場小空間
脚本・演出 | : | 清末浩平 |
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2002年
劇団サーカス劇場 第2回公演
@駒場小空間
脚本・演出 | : | 清末浩平 |
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2001年
劇団サーカス劇場 第1回公演
@東京大学キャンパスプラザ第三会議室
脚本・演出 | : | 清末浩平 |
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